こんな症状の方が来られています。
- 腰痛
- 腰痛でお困りに患者様は非常に多くいらっしゃいます。
腰痛の原因になる病気として、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、脊椎分離症・脊椎すべり症、骨粗鬆症、圧迫骨折などがあります。
- 変形性関節症
- 関節の痛みで多いのが、変形性膝関節症や変形性股関節症が多くみられます。
関節周囲の疼痛、腫脹、引っ掛かり感、違和感などがあります。
- 肩の痛み
- いわゆる「四十肩」、「五十肩」と言われる肩関節の痛みや腱板損傷、肩こりによる痛みがあります。
ただの肩こりと思って放置していると、頭痛やめまい、吐き気、手のしびれを引き起こすことがあります。
他の病気が隠れている場合もあるので、受診してみましょう。
- 転倒・歩きにくい
- ロコモティブシンドローム(locomotive syndrome)とは、「運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態 」を表します。
平成28年の介護が必要となった主な原因の「高齢による衰弱」、「骨折・転倒」、「関節疾患」を運動器の障害としてまとめると全体の35.4%で、一番多い原因となります。
平均寿命が延びている分だけ、運動器の健康を長く保ち続ける必要があり、ロコモティブシンドロームを予防するための運動習慣が推奨されています。
- 骨粗鬆症
- 骨粗鬆症とは、骨の量(骨量)が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。
日本には約1000万人以上の患者さんがいるといわれており、高齢化に伴ってその数は増加傾向にあります。
骨粗鬆症になっても、痛みはないのが普通です。
転倒し、骨折してから気づいても遅いので、予防が大切な病気になります。
- 骨折・捻挫・脱臼
- 骨折は放っておくと変形したままくっついたり、骨がつかなかったり、治癒に時間んがかかる場合もあります。
固定でよいのか、手術が必要なのか適切に判断する必要があります。
捻挫も、軽い炎症程度の物から、完全に靭帯が断裂してしまうものまで様々です。
- スポーツ障害
- 膝のオスグッド病、腱板損傷、野球肘、疲労骨折などスポーツによって引き起こされるケガを総称してスポーツ障害と言います。
スポーツ障害は痛みが取れただけでは再発の危険があります。
なぜ、その障害が起きたのか、原因を探り、その原因に対して治療する必要があります。
- 手・足の痺れ
- しびれを生じる疾患は様々ありますが、整形外科領域でも頚椎症、胸郭出口症候群、手根管症候群、ヘルニア、足根管症候群など様々あります。
正座をしていてしびれを経験することはよくありますが、放っておくと重大な病気が隠れている場合もありますので注意が必要です。
- 切り傷・擦り傷
- 傷の治療は外科や整形外科で行うことが多く、深い傷などでは皮膚の下の神経や筋肉、腱などが切れてしまっていることもあり、専門的な治療を行わないと後遺症が残ることがあり十分注意が必要です。
また、小さな傷でも炎症を起こしたところに砂や泥などの異物が入り、それを放置しておくとそこから細菌に感染し、化膿する恐れがあります。
「大丈夫かな」と思うような場合も病院での確認をお勧めします。
- リウマチ
- 関節リウマチとは、関節が炎症を起こし、軟骨や骨が破壊されて関節の機能が損なわれ、放っておくと関節が変形してしまう病気です。
腫れや激しい痛みを伴い、関節を動かさなくても痛みが生じるのが、他の関節の病気と異なる点です。
手足の関節で起こりやすく、左右の関節で同時に症状が生じやすいことも特徴です。
その他にも発熱や疲れやすい、食欲がないなどの全身症状が生じ、関節の炎症が肺や血管など全身に広がることもあります。